トリプルメディア(オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディア)は、それぞれ異なる目的を持ち、あらゆるデジタルマーケティング戦略において重要な役割を担う。

◎オウンドメディア

オウンドメディアとは、ウェブサイトやブログ記事など、自社で作成・所有し運営するコンテンツに事をさす。自社で完全にコントロールできるコンテンツであるが、単体で拡散することが難しいという難点もある。オウンドプラットフォームで有用かつ魅力的なコンテンツを作成することで、顧客との信頼関係を構築し、その分野におけるオーソリティとしての地位を確立することができる。これにより、ブランドの認知度を高め潜在顧客とのエンゲージメントを高めることにもつながる。

◎ペイドメディア

ペイドメディアとは、Google広告やテレビCM・バナー広告など企業が広告費を払いさまざまなプラットフォームでの広告キャンペーンを打つことである。このタイプのメディアは、特定の層をターゲットとしその層に合わせた広告を掲載することで、より多くの消費者にリーチすることに重点を置いている。多くの消費者の目にとまる確率が上がる一方、費用が掛かるため予算内で最大限の効果が出せるような広告を作成することが重要である。

◎アーンドメディア

アーンドメディアとは、TwitterやInstagramなどのSNS・Googleなどのレビューサイトを通じて、顧客が自分の体験を他の人と共有する「口コミ」タイプのマーケティングのことである。このメディアは、顧客満足度に大きく左右されるものであり、ネガティブな情報が出回る可能性もある。しかし実際の消費者の声を使ったものであるため情報の信ぴょう性は高く、有効的に活用できれば従来の広告キャンペーンよりも売上を伸ばす上で非常に強力な手段となり得る。