こんにちは、イノーバの宗像です。

ヴァージングループを創業したリチャード・ブランソンをご存じでしょうか?

メディア、通信会社、航空会社と様々なビジネスを立ち上げてきた起業家で、僕が最も尊敬する人でもあります。実は、彼は、「失読症(難読症、ディスレクシアとも呼ぶ)」という病気で、本を読むのが苦手なのです。興味深い事に、有名な起業家の中に「失読症」は結構多いそうです。こちらのリストによると、ウォルト・ディズニー、スティーブ・ジョブズ、ジョン・チェンバース、チャールズ・シュワブとそうそうたる名前が並びます。

では、失読症であるというハンディキャップを乗り越え、企業経営を成功させている秘密は何なのでしょうか?

上記の有名な起業家以外でもトム・クルーズやキアヌ・リーブス、オーランド・ブルームと言った名だたるハリウッド俳優も失語症を抱えている人が多くいるということは広く知られていますよね。

リチャード・ブランソンのインタビューによれば、その中で成功へと繋げるために大切なことは大きく二つあるとの事。

それは、

「シンプルに考える事」

「部下に仕事を任せる事」

僕は、シンプルに物事を考えないとダメな性格なんだ。だから、ヴァージンでは、金融の会社を立ち上げるとしたとしても専門用語は使わない。全てが明確で極めてシンプルなんだ。みんながヴァージンのブランドを愛してくれるのは、僕らが上からでも下からでも無く、同じ目線で話すからだと思うね。

学習する能力に障害があると、任せるのが上手くなるんだよ。自分の弱みと強みを知ってるから、自分の弱い部分を得意な人に任せる事が出来るんだ。

実際、難読症があるかどうかに関わらず、部下に仕事を任せるっていうのは、リーダーとして重要な資質なんだよ。世の中のリーダは、全部自分で管理しようとし過ぎてるし、仕事を手放さない。だから、ヴァージンみたいな会社を作れないんだ。(リチャード・ブランソン)

ベンチャー経営においても、自分の強み、弱みを理解し、「苦手な部分を任せる」というのは、すごく大事な資質だと思います。

これからは皆さんもリチャード・ブランソンをお手本に、部下にどんどん仕事を任せてみてはいかがでしょうか?